自己資金0円でマンション購入

自己資金は必要?資金0円で
マンションを購入する場合の注意点6選

自己資金0円で購入

頭金は用意した方がいいと聞く事があります。親族からの援助を受けられる人であればいいですが、自分で用意するには将来の貯蓄を取り崩したり、貯蓄のためには生活費を見直したりする必要も出てきます。
また、頭金の積み立てには時間もかかります。自己資金を準備したり溜めたりせずに、0円でマンションを購入する場合の注意点について解説します。

①住宅ローン金利への影響

中古マンションを購入する場合、物件価格に対する頭金の割合によって住宅ローン金利が優遇される場合があります。
また購入時、マンションの販売価格とは別に諸費用がかかりますが、諸費用分も含めてローンを組む場合は住宅ローンの金利が上がりる場合があります。中古マンション購入の場合、諸費用の目安は物件価格の7〜9%前後です。

②物件選びへの影響

住宅ローンを組んで中古マンションを購入する場合、住宅ローンを組む人の審査と、担保となる購入物件の審査があります。
築30年を超える築年数の古い物件では銀行の担保評価が低くなる場合があり、希望の融資額まで借りられない場合があります。
また銀行によっては物件価格に対して頭金を10〜20%必要と条件の築く場合があります。
都心エリアのヴィンテージマンションなどでは購入に自己資金が必要となる物件も少なくありません。

③リノベーションの影響

自己資金0円のマンション購入では、中古マンションを購入して自分でリノベーションを希望する場合、リノベーション費用を住宅ローンに上乗せして借りる必要があります。
リノベーション費用上乗せの場合では審査が厳しくなる場合があり、希望の額まで借りられない場合や住宅ローン金利が割高になる事もあります。
自己資金0円でのマンション購入の場合、また自己資金が少ない場合はリノベーション済物件の購入がおすすめです。

④売却時の影響

将来マンションを売却する時、購入時より不動産相場が下がっている可能性もあります。
売却時の価格より住宅ローンの残額が多いと、その分は自己資金からの持ち出しになります。差額分を用意しないと住宅ローンを完済できず、売却できない事に。
自己資金0円での購入は物件価格以上のローンとなるため、売却時には注意が必要です。

⑤購入時期の影響

親族などからの援助がなく現在余裕資金が無い(少ない)場合、自分で積み立てる事になります。ただし積立には時間がかかります。
仮に毎月5万円を住宅購入の諸費用のために積み立てるとして、年間の貯蓄は60万円。
5,000万円の中古マンションを購入する場合で、諸費用分約350万円だけの用意でも積立に約6年の期間がかかります。

⑥資金計画への影響

賃貸に入居中の場合であれば、自己資金を用意するための積み立て期間中も家賃が発生します。また2年毎の更新時期に更新料も発生します。
自己資金の用意のために数年を要するのであれば、諸費用分も合わせてローンを組んだほうが得な場合もあります。
また市況の変化により、不動産相場がさらに上がっている場合もあります。

まとめ

中古マンション購入では自己資金を用意できたほうが、住宅ローンの審査に有利となりローン金利も安くなります。
また、リノベーション費用も借りやすくなるため、自分でリノベーションしたり、内装のカスタマイズに費用をかけることもできます。
ただし、自己資金を自分で一から準備するには時間を要し、生活費の見直しなども必要です。
また、自己資金の積み立て期間中の家賃や更新料など無駄な出費や、不動産相場の上昇リスクもあります。
諸費用なしでの購入も悪いことではなく、余裕資金の少ない方や手持ちの資金を残しておきたい方などは、自己資金0円での購入もお勧めしています。

資金0円でマンションを購入する場合の注意点
についてのお話しでした。

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